とても、久々に遠藤周作氏の本を読んでみた。
遠藤氏と言えば、「沈黙」など、シリアスなモノが多いけれど、エッセイなどはユーモアたっぷりだったりする。
若い頃は、かなり好きで読んだモノだけれど、最近は本当にサッパリ御無沙汰していただけに、とても懐かしい感じがした。
そもそも、良く考えてみれば、昔と違ってあまりユーモアを売りにした小説家というのは、減っている様な気がする。
時代の要請なのかもしれないけれど、とても残念。
しばし、古き良き時代の空気を思い出して、幸せな気持ちになれた。
今は、カリカリする様なニュースばかりみたいな時代になってしまったからこそ、こうした息抜きも必要なのかもしれない。