2019年02月23日

期待バブル崩壊

こちらの本は、今の世の中をキチンと類推したのではと思う本。


五年前に、アベノミクスの問題点を如実に指摘した本。

リストラばかりして、日本経済を疲弊させるのは間違っていると指摘しているのに、そうした提言を受け入れず、無駄なコトを政府はしている可能性が高い。

例えば、地デジに伴うポイントの付与とか。

あの時に、家電製品を無理に買わせた結果、東芝やシャープが駄目になった可能性も高いのではないかとすら思う。

一時、急激に購買させてしまうと、その後の谷が深い。

そうした、別に経済学を本気で学ばなくても、想像出来そうな問題を理解してなさそうな人が、日本のトップに多過ぎでは。

株価も、少し上げて来てはいるものの、三月期決算を考えれば、ある程度当然の成り行きかと。

低迷したままでは、日本の多くの会社が大変になりそうなので、ドレッシングを掛けまくりではと思ったりもする。

ともあれ、実質的に消費が上向かないのでは、どうにもなるまい。

少なくとも、日本にはまだ一億以上の国民が存在するのだから、国民が消費できる様にすべきであって、法人税減税などしたら、給料に回らず内部留保が増えるだけというのは、この本の推察通り。

本来、こういう的確な指摘をする人が、経済運営をすべきなんでしょうが。

ともあれ、空回りを続ける異次元金融緩和措置に、出口政策は果たして存在するのでしょうか。

本当に、それこそが最大の今後の日本の大問題だろうと思います。
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Posted by seitaisikoyuri at 21:35│Comments(2)
この記事へのコメント
こんばんは

無理に買わせた結果・・・・やはり不自然な販売増は危険ですね
会社員のころは正に電機メーカー内にいたので、商品力以外の要素での一時的な販売増はその後の拡販が難しかったです
ベストヒットよりロングヒットを作らねばメーカーと販売店に未来はありません
行政は販売へのテコ入れではなく所得増のみに注力すべし!だと思っています

凸凸!
Posted by k-hirata at 2019年02月24日 22:27
k-hirataさん、バブルの時と一緒で、山が高ければ谷もマタ深いモノ。

無理な仕掛けは、逆効果になるだけだと思います。

>行政は販売へのテコ入れではなく所得増のみに注力すべし!

全く、その通りだと思います。
Posted by koyuri at 2019年02月25日 21:31
 
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