2019年03月07日

音階の不思議

昔、「こきりこ節」という唄を音楽の時間に習った時に、日本の音階は必ずしも「ドミソ」の音階とは一致してナイという話を聞いたコトがあったと思うが、今回、下記の本を読んで、その事を思い出した。


現代では、ピアノに適用された十二平均律がその基準となっている。

しかし、必ずしも昔から全世界がそうではナク、又、今になってもそれ以外の音を守っている地域もあるという。

というのも、1オクターブを1200の均等な単位で分割してみると、十二平均律では出せない音も出せる。

故に、十二平均律により、規格化された響きが、われわれの自由な耳の感性を束縛しているとも言える。

時代の流れや民族の独自性によってさまざまに変化してきた音が、1オクターブを1200の均等な単位で分割した音によって、再現されてみると、必ずしも十二平均律だけの音だけでは、物足りない気分になったりもするのだと。

過去に於いては、音律が宇宙論に関係したり、古代中国では国家を支える尺度になっていたコトもある。

音律の変遷を古代ギリシャから古代中国、アラブ、西欧と調べるコトにより、世の中にはもっと豊饒な音楽世界もあるのだと説く。

日本の琴などの音色も、単なる十二平均律では出せない音だったりするのだと。

何だか、少し音について物知りになった様な気分です。
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Posted by seitaisikoyuri at 22:06│Comments(2)
この記事へのコメント
こんばんは

音は読み調べるととんでもなく奥深い世界が広がってきますね
学生の頃は吹奏楽部、その後は電機メーカーでオーディオ担当と音に囲まれた生活でした
聞き手へのインパクトを強めるためにと世界各地の民族音楽をかき集めていました
楽譜にできない音楽が世界中にある!

音は楽しいものだと感じてます

凸凸!
Posted by k-hirata at 2019年03月07日 23:10
k-hirataさん、何事も突き詰めて調べると、知らない話が色々とあったりして、奥が深いですね。

>楽譜にできない音楽が世界中にある
のなら、現地に行って聞くしかナイのかも。

今は、ネットで聴けるのかもしれませんが‥‥
Posted by koyuri at 2019年03月08日 20:07
 
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