日本の医療を過信している方には、驚きの本かもしれません。
先端医療の捏造、新薬をめぐる不正と腐敗、その一方でやまない患者のたらい回しなどなど、日本の医療の最前線に居て、経験した医師の告発です。
加えて、後15年もすれば、老人大国となってしまう日本。
おそらくAIが大活躍しない限りは、チャンとした医療が誰でも受けられるかどうか疑問です。
そもそも、人口が減少し、若者がドンドン減っているのですから、今よりもっと労働力が減少して行くのは自明の理。
加えて、その時に日本の国力が高ければともかく、低くなってしまえば、外国からも助けに来てくれるとは限りません。
そもそも、人間を少しでも格安に酷使させようとしている社会では、当然、次世代を産み育てる余裕など無いでしょうし、これからも人口減少は続くに違いありません。
日本人すら厚遇出来ナイ国ですから、まして外国人労働者に対してはより搾取する可能性が大。
そんな国に未来があるとは、どうしても思えません。
せめて、大規模な政策転換があって、国民生活を大事にしようとする政府が出来ない限り、医療を含めて、我々の未来は暗いと考えるべきでしょう。
少なくとも、「新薬」と聞いてスグに飛び付く愚だけは、避けた方が賢明です。
全ての薬は、認可されてからが、最大の人体実験が行われるのだと、知るべきだと思います。