2019年05月17日

老いて格差と戦う

池袋の暴走老人は、弁護士に言われて反省の手紙を被害者に送ったのではないかと考えてしまいたくなるほどに、任意の事情聴取では、未だに自分の過失では無く、自動車に問題があったかの如く、答えているなどとニュースでは報じられている。

かくの如く、如実になりつつある格差社会を実にユーモア溢れる小説として書いてあるのが、こちら。


あくまでも、小説なので、絶対にあり得ない設定にしてあるのだが。

それにしても、最終的に反乱が起きるというのは、流石に小説ゆえ。

今の日本人には、もうそんな気力も残ってナイのかも。

少なくとも、怪我で済んだのであれば、ともかく、愛する妻と娘を失ってしまった遺族の気持ちを考えれば、未だに車に不具合を主張している加害者の謝罪など、絶対に受け入れられないだろう。

当然、「厳罰に処して欲しい」と願うハズである。

過失を認めた謝罪の手紙の真意はと、誰もが思うのではないか。

少なくとも過ちだったのだから、許して欲しいと加害者から言うのは、勝手な言い分であろう。

上記の事故が起きてから、高齢者ドライバーの意識調査などが行われているけれど、高齢者になればなるホド、自分の運転に自信があるという、自意識過剰の人々が増えている。

なるほど、下手な高齢者が大きな車を乗り回しているハズだと、理解はしたが‥‥

我が家の周辺は、4m道路なので、そういう人々をやり過ごすタメ、遠出をする時以外は、軽自動車で他者の上手とは言えない車を避けて走行しなければ、外出時に手間が掛かって仕方がナイ。

無論、老人ばかりでナク、狭い道路の真ん中を通る人々もかなり存在する。

仕方がナイので、避けてしまうと増々中心に寄られてしまうので、ワザとこちらも真ん中に出るというフェイントを掛けたりなど、軽自動車であっても、より小型のモノを選ばないとすれ違いに苦戦する。

そうやって、「己を小さく 人を大きく」的に、摩擦を回避する習慣が、もしかしたらこの世の中を駄目にしているのかもと思ってしまった、ハチャメチャだけれど、小説故にスカッとした一冊。
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Posted by seitaisikoyuri at 22:31│Comments(0)
 
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