医師の書く本は、その方にとっての真実なので、ある本では正しいと書かれているコトが、違う本では間違っていると書かれている場合もあります。
でも、それは仕方がナイ事だと思います。
なので、何冊でも読んで自分で、この医師の意見を信じたいというのを見つける努力が必要だと思います。
ともあれ、この本の全てが真実かどうかはさておいて、少なくともピロリ菌の除去が良いとは言い切れないと思います。
というのも、以前、兄が除去薬を飲んでいたら、とても気持ちが悪くなったというので、そんなら服薬を止めた方が良いのではと言ったコトがあります。結果、止めたらスッキリしたそうで。
この本には、ピロリ菌を除去すると、逆流性食道炎が発生する場合があると書かれています。
というのも、ピロリ菌はアンモニアを発生するので、胃酸を中和している。
故に、ピロリ菌を除去すると、アンモニアがなくなるので、胃の中がいきすぎた酸性になり、結果として逆流性食道炎になりやすく、その結果として食道がんになりやすい。
つまり、胃がんにならない様に除菌したら、食道がんになる可能性が有るのだと。確かに。その可能性は充分にあると考えます。
そもそも、まだ人間の叡智は全能ではナイので、何が正しいのか正しくないのかという判定は、難しいですし、医学も万能ではありません。
なので、幾つもの説を読んだり、周囲の人の話を聞いたりして、自分にとって合いそうな方法を選択すべきだと思います。
そうすると、何かを選択した時に、もしかしたらこの方法は自分に合ってナイかもという事に気付きやすくなるから。
そういう意味で、何種類もの異質な本も読んでおいて、自分にとっての真実を見極める力を付ける必要があると思っています。