医師でありながら、かなり大胆な小説を書いてらっしゃる方の本。
ともあれ、介護の問題はこの先、もっと深刻になるのは確実。
我が家も、ディ・サービスやショート・スティのお世話になっているから、何とか主人の母を家で介護出来ているし、何人もの正常な家族が居るので、頭がオカしくならずに済んでいるけれど、一対一だったら、こちらの方が頭が変になりそうだと思うコトが多々有る。
そけだけ介護が大変だというコトを、身に染みて感じているので、少なくとも、うっかり長生きしたら、ロボットでも開発されて無ければ、我々の世代は介護して貰えない世代なのだから、残された道はピンピンコロリ以外に残されてナイとも。
それでも、介護士の方々は本当に頑張っていると思う。
主人の母の面倒を見てくれている方にしろ、疲れて体をほぐしに来る患者さんにしろ。
老化に対して、かなり露悪的に書かれてる小説ですが、少なくともあと数十年したら、現実がどうなるのか恐ろし過ぎて見当も付きません。
せめて、今の老人に対しては、介護保険があって良かったと思います。(我々が老人の時には、おそらくどうにもならないと思うので、現在、主人の母がそれを利用させて貰ったので、もうそれで十分だと諦めなくてはダメだと思ってますから‥‥)