今、困っている国民の問題であるべきなんだと思うけれど、どうもそうではナイらしい。
少なくとも、今年は各地で大災害が起きているというのに、なるべくシカトして消費税の増税をしたいという一心が透けて見える、今回の内閣改造。
年金は心配だし、社会保障は削られているので介護の問題も深刻。
だから、安心して結婚も出来なければ、子供も産めないので、もっと年金が心配という負のスパイラル。
ただ、政治家の方々は、代々銀の匙を咥えて生まれて来た方々が増えているので、貧困にあえぐ国民など、全く目に入らないだけでナク、普通の一般国民にも関心はナイらしい。
首都圏で大規模な停電や、断水が起きても、平常とホトンド変わらない感じの政治家の態度を見て、一旦何かが起こってしまえば、国民は簡単に棄民されてしまうのだろうなと思ってしまう。
政治に期待出来ないのであれば、個人の責任として、より多くの人々と繋がる努力をしなくてはナラナイのだろうか。
本来、それは政治の仕事だったと思うのだが、どうやらこの国は底が抜けつつあるらしい。
ノンフィクションであるだけに、よりこの先の日本が心配になってしまうけれど、とはいえ問題を認識して、事前の策を考えるしかナイと強く思う一冊。