2019年10月10日

異論を排除すると

ノーベル化学賞の受賞が決まった旭化成名誉フェローの吉野彰氏の話題で持ちきりだが、何時までこうした快進撃が続くかどうかは判らない。

日本は、基礎研究などに対して、お金を出さなくなって来ているみたいだし、ポスドクの人々は大変な生活をしているらしいし。

「失敗は成功の母」という言葉も有る様に、全部が成功するハズも無い。

けれど、今は目先の結果を求め過ぎているのではなかろうか。


アマゾンのレビューは最悪ですが、マスコミが報じないので、知らないコトも多く、勉強になりました。

要するに、自分の周囲に茶坊主ばかり置きたがるようになると、企業の破綻は起きて来るのでしょう。

そして、それが進むと、こんな感じになりかねないと思ったのが、


結局、トップの良し悪しが問題になるのでしょう。

それにしても、今みたいに研究をないがしろにしていると、「物づくり」は日本にと世界が思うのだろうか。

吉野彰氏は、「日本は川上が良いけれど、今後もそうとは限らないし、川下でも稼げる様にならなくてはダメ」と、昼のインタビューでおっしゃってましたが、全くその通り。

今や、世界の論文数はアメリカに次いで世界二位だったのだけれど、既に二位は中国になっていて、それ以外の数か国にも抜かれているというのですから。

繁栄は、とかく移りやすいモノ。

完璧に手遅れにならない内に、手を打たないと本当に大変なコトになりかねません。

これからも、ノーベル賞を取りたかったら、つまらナイ国になってないか反省して前に進む努力が大切だろうと感じました。
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Posted by seitaisikoyuri at 22:33│Comments(2)
この記事へのコメント
こんばんは

吉野彰氏のインタビューを聴いていると、楽しく笑わせていただきながら、日本の研究者への応援の気持ちが伝わってきます
ノーベル賞の選考には人格も考慮しているのでは?と思わせる方だと感じています

学生時代に白衣を着て実験室にいた身として、若い研究者の方々への資金供給を切に願っています

※お湯で煮る・・・水分は大敵と思い込んでいたので、まさに目から鱗でした
まだまだ知らないことが世の中には沢山あると実感しました

凸凸!

Posted by k-hirata at 2019年10月10日 22:59
k-hirataさん、研究はとても大事だと思います。

吉野彰氏の発言の中で、一番好きな言葉は「実るほど頭の垂るる稲穂かな」という部分に感銘を受けました。

世の政治家の方々に、爪の垢を煎じて飲ませて頂きたいくらいです。

※逆転の発想なので、本当に驚きました。
Posted by koyuri at 2019年10月11日 20:21
 
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