ノーベル化学賞の受賞が決まった旭化成名誉フェローの吉野彰氏の話題で持ちきりだが、何時までこうした快進撃が続くかどうかは判らない。
日本は、基礎研究などに対して、お金を出さなくなって来ているみたいだし、ポスドクの人々は大変な生活をしているらしいし。
「失敗は成功の母」という言葉も有る様に、全部が成功するハズも無い。
けれど、今は目先の結果を求め過ぎているのではなかろうか。
アマゾンのレビューは最悪ですが、マスコミが報じないので、知らないコトも多く、勉強になりました。
要するに、自分の周囲に茶坊主ばかり置きたがるようになると、企業の破綻は起きて来るのでしょう。
そして、それが進むと、こんな感じになりかねないと思ったのが、
結局、トップの良し悪しが問題になるのでしょう。
それにしても、今みたいに研究をないがしろにしていると、「物づくり」は日本にと世界が思うのだろうか。
吉野彰氏は、「日本は川上が良いけれど、今後もそうとは限らないし、川下でも稼げる様にならなくてはダメ」と、昼のインタビューでおっしゃってましたが、全くその通り。
今や、世界の論文数はアメリカに次いで世界二位だったのだけれど、既に二位は中国になっていて、それ以外の数か国にも抜かれているというのですから。
繁栄は、とかく移りやすいモノ。
完璧に手遅れにならない内に、手を打たないと本当に大変なコトになりかねません。
これからも、ノーベル賞を取りたかったら、つまらナイ国になってないか反省して前に進む努力が大切だろうと感じました。