昨日の関連として、読んでみたのがこちらの本。
賃貸物件の家賃を滞納して、法的措置を取られそうになった住人たちの事例を淡々と紹介してます。
時に、法的措置を取らずに丸く収まる例も、多少は存在しますが、本当にレアケース。
貧困は、金銭的だけではナク、人間関係の貧困なのだというコトが理解されます。
何とか、ハッピーとまでも行かなくとも、ある程度の解決を迎えられる人も少数派で、この先、どうなるのか判らないままというケースもあり‥‥
著者自身が、養育費を約束を反故にされて貰えないまま、シングルマザーになり、貧困生活の末に司法書士の資格を得て、持ち直したという方らしいので、その手の仕事をしていての経験を、リアルに描いてます。
それにしても、子供は生まれ落ちた親によって、全く違った生活を送らざるを得なくなる場合もあり。
貧困の連鎖だったり、親の期待に副わなかったが故に、見放されたと感じ、自分から泥沼に入って行ったりと、本当に色々。
少なくとも、貧困の連鎖で苦しむ子供達の話を読んでいると、税金を無駄遣いして、自分達の為に使っている政治家が、より一層腹ただしくなります。