2019年12月22日

日本の農業はどうなるのか

あまり報道されてナイけれど、安倍政権はアメリカが要求する農協改革の名のもとに、農業への企業参入、農業の大規模化・効率化を推進してきた。

牛肉の関税は、現在の38・5%から26・6%に引き下げられ、2033年度には9%となり、豚肉も、高級品については関税を段階的に下げ、最終的にゼロ。低価格部位については、現状の10分の1まで下がるのだから、すでに牛肉の自給率は36%、豚肉の自給率は48%が、2035年には、牛肉、豚肉とも10%台にまで落ち込む危険性があるという。

しかも、アメリカ産の牛肉には、エストロゲンなどの成長ホルモンが使用されていて、エストロゲンは乳がんや前立腺がんとの関係が疑われており、日本では牛肉生産への使用は認可されてないのにである。

でも、検査機関は「検出されていない」と言っているのは、40年前の精度の悪い検査機械をわざわざ使用して、検出されないようにしているからだとか。

EUは、1989年から成長ホルモンを使用したアメリカの牛肉を輸入禁止にしていて、禁輸してから7年で、乳がんの死亡率が顕著に低下したという学会誌データも出てきてるのだと。

さらに、アメリカでは、牛や豚の餌に混ぜる成長促進剤ラクトパミンが使用され、ラクトパミンは、発がん性だけでなく、人間に直接中毒症状を起こす危険性があり、EUだけではなく、中国やロシアでも国内使用と輸入を禁じています。日本でも国内使用は認可されていませんが、これまた輸入は素通りになっているとのコト。

アメリカの乳製品も危険で、ホルスタインには、モンサントが開発した遺伝子組み換え成長ホルモンが使用されている。この成長ホルモンを注射すると、乳量が2〜3割も増えるけれど、「数年後には乳がん発症率が7倍、前立腺がん発症率が4倍になる危険性がある」とアメリカで学会誌に発表されたそうです。

結果として、アメリカの消費者が不買運動を展開、今ではアメリカのスターバックスやウォルマートが「当社の乳製品には成長ホルモンを使用していません」と宣言せざるを得ない状況になっているのに、日本では、これほど問題になった成長ホルモンを使用した乳製品の輸入が野放しになっている。

今年の10月には、ゲノム編集食品の販売が解禁され、表示義務もありません。2023年には遺伝子組み換えでないという食品表示も実質的にできなくなり、世界に逆行して、発がん性が指摘される除草剤成分「グリホサート」の残留基準値も大幅に緩和されました。

既に、日本の食物は危険にさらされています。

それを知って、なるべく日本の農家が作った安全なモノを食べる努力をしなければ、日本は世界一長寿だったのは過去となり、ドンドンがんなどによって、早死にする国になるでしょう。

もしかしたら、老人の医療費を削減したいがタメに、そういう政策を行っているのかもしれませんが‥‥

人気blogランキングへ←応援よろしくお願いいたします

Posted by seitaisikoyuri at 22:55│Comments(0)
 
にほんブログ村 健康ブログへ