ともあれ、全体的にはそうなのかという感じがしなくもナイのですが、例に挙げた人がカルロス・ゴーン氏だったのが、痛恨のミスかもと思うのがこちらの本。
タダ、一般的にそういう二つの傾向がある人は、確かに存在しているし、どう対処すべきかという点に関しては、読むべき部分も多い。
ともあれ、ゴーン氏の話を読んでいると、我々は表面的な部分は知らされているのに、本質的な部分は知らないという人が多い。
今回の逮捕などの結果を知って、著者はどう考えるのかというコトを、逆に聞きたい気がする。
そういう意味でも、他人の側面は簡単には判らない部分が多いのだなと感じた本でもある。
故に、我々も他人を一面から判断するのでは無く、多面体の人として理解しなければならない。
貴方の前で見せている一面が、他の人の前では全く違った一面という場合も存在するのだろう。
そういう意味で、逆説的にとても考えさせられた一冊。