2019年12月28日

戦争の傷は

必ずしも『都市だと軽く、地方だと重い』訳ではナイ。


西村京太郎氏のミステリーは、以前はトリックに比重が置かれていたが、今はどちらかというと、それよりも新事実の発掘というテーマに置き換わりつつある。

今回は、太平洋戦争に於ける「特攻」についてが、最大のテーマ。

フィクションと断ってはいるものの、第二次世界大戦末期に日本陸軍が開発した特攻のタメの航空機に纏わる物語。

その辺の話は、全く知らなかったので、とても参考になりました。

世の中のには、無駄と知りつつも行われる馬鹿げた行為というモノが有り、どう考えても当時の状況に於いて、日本が戦争を仕掛けるコト自体が、無謀だったというのに、その状況に於いても、最も無謀な作戦だったのが特攻。

敗戦によって、色々なモノを失ったが故に、今の憲法が出来たというのに、今やなし崩し的に自衛隊が海外へ派兵されようとしています。

そういうコトの意味を、もう一度考え直すタメにも、読んでおきたい一冊。
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Posted by seitaisikoyuri at 22:53│Comments(0)
 
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