可能性が、徐々に高まっているのではないかと思って読んでみた本。
この本は、五年近く前の本なので、事態はもっと深刻になっているのではないかと考える。
というのも、当然、我が家にも建築関係の仕事をしている方々がお見えなのだが、その人々が口を揃えて言うのが、今の若者は辛抱が足りず、フラッと辞めてしまうとのコト。
鳶職の中には、多少ガッツのある人も存在するらしいのだが、土木とかだとかなり厳しいらしい。
故に、退職年齢を過ぎた人々が、年金も少ないしというコトで働いているから、何とか回っている感じ。
驚くコトに、六十歳を過ぎてから、色々と状況の変化が有ったからかもしれないが、厚生年金を掛けてくれる会社が出て来て、なるべく身体が動く限り、働いて欲しいと頼まれるそう。
単独で、特殊な仕事を受注して働いている方は、「人を雇いたいとは思うのだけれど、技術が伴わないのを雇って、フォローするコトを考えれば、独りで仕事をしていた方が良いので、二の足を踏む」とおっしゃっていた。
その方に言わせると、「下の世代が育って来ないので、仕事は有るけれど、休みがあまり取れないのが辛い」のだとか。
「若い時は、かなり無理をしても何んとかなったけれど、歳と共に疲れを感じる様になり、先々が心配」とも。
建築系以外の業種でも、新人が一人も入って来ないと嘆く人も多く。
少子高齢化で、あらゆる業種に人手不足が懸念されている現在、本当に日本はどうなってしまうのかと、考えさせられるのだけれど‥‥