少し前に、なるほどと思って本を読んだら、今や「ノーベル賞も偉業を達成した方々が、歳を取ってから授与するワケだな」という気持ちになってしまったのは、政治家の選定が良くなかったからかも‥‥
須磨久善氏や鎌田實氏など、既に知っている方だけでナク、夕張や銚子の地域医療を再生させたドクターなど、医療系の人達だけなら良かったろうが、九人目に登場している方こそ、最新の「文春砲」で、コロナ対応の最前線に立つ厚労省で、ナンバー2である橋本岳副大臣と、ナンバー3の自見英子政務官が、不倫関係に陥り、連日夕刻に退庁後、デートを重ねていると報じられたその人であった。
ともあれ、「いまが最後のチャンス」 コロナ拡大に東京都医師会長が警鐘」という記事を読むと、丁度、六人目に登場された方は、日本医師会は「医師の権益を代弁する組織ではない」と東日本大震災の活躍など、医療という「社会的財産」を守るという立場が書かれている。
なのに、「議員が意識を持って行動すれば、状況は一変する」との章で橋本氏が登場しているだけに、『あらあら』と思ってしまった。
何しろ、この章は「国政に粉骨砕身してくださることだろう」という言葉で締めくられているからである。
せめて、「東京都医師会から本当にお願いしたいのは、いますぐに国会を召集して、法改正の検討していただきたい。ここ何日間かの流れを見ていると、人口比で東京をはるかに上回る感染確認者が愛知、大阪、福岡、沖縄でも出ている。是非こうしたことを、夏休み中だからどうこうではなくて、本当にこういうことを、国会を開いて議論してもらいたい。私は今が感染拡大の最後のチャンスだと思っている」と語気を強めて訴えた意味を、この本が書かれた当時と違って、今は厚労省のナンバー2であるならば、最低でも国会を開く様に根回しして欲しいのだが、どう考えても無理だろう‥‥