少し前に亡くなられた三浦春馬さんは、NHKドラマ「太陽の子」で名演をしていたのにと思うと残念だが、タダ、若い頃は死神に取り憑かれやすい。
どうしても、潔癖で居たいとか、大したコトも無いのに失敗が許せなかったりする。
他人から見れば、充分に立派だったり、卑下する事もナイのに、自分では物足りなく思ってしまうなど、自己肯定感が低くなりがち。
ある程度、生きて来て、失敗や絶望に負けなくなれば、人生は山あり谷ありだと気付いたりするのだが‥‥
五木寛之さんという作家は、既に何十年も読んでいて、若い頃の小説と今の本とは、全然違う作風だったりするのだが、今も変わらず読んでしまう。
何故かと言えば、昔から人生を最終的には肯定している本だからである。
母上が、戦後に外国人に虐げられて死亡したり、散々な目に遭っているというのに。
もし、人生が辛いと思っているなら、読んで貰いたい一冊です。