既に、日本の農業とかでも、欠かせないモノになっているのが、外国人労働者。
長野県でも、農業を支える人が増えているからなのか、この夏にはレタス畑の仕事中に、落雷で二人の犠牲者が出て居る。
九州でも、工事現場で日本人と共に濁流に流されて、一人が亡くなり、一人が行方不明になっている。
なんで、そうなるのかという話を、下記の本を読んだら納得した。
改正入管法が施行され、「移民元年」を迎えた日本には、外国人労働者は過去最高に存在している。
この本では、2018年で約150万人と描いてあったが、厚生労働省が発表した「外国人雇用状況」によると、2019年10月末時点で日本で働いている外国人は前年比13.6%増の165万8804人で、7年連続で過去最高を記録しているので、年を追うごとにマスマス増えている。
コンビニ「24時間営業」や「398円弁当」が象徴する日本人の便利で安価な暮らしは、最底辺で支える奴隷労働の実態があってこそ、成り立っているのだと‥‥
その陰で食い物にされる外国人労働者に光を当てたノンフィクション。
タダ、そういう労働者が居るコトで、日本人の最低賃金も順調に上がらず、非正規が増え、結婚出来ない人が増え、少子化が進むというのでは、本末転倒ではないか。
内閣府は、少子化対策の一環として、新婚世帯の家賃や敷金・礼金、引っ越し代など新生活にかかる費用について、来年度から60万円を上限に補助する方針を固め、現行額から倍増し、対象年齢や年収条件を緩和して、経済的理由で結婚を諦めることがないよう後押しするつもりらしいが、全国で260自治体しか事業を実施しておらず、主要都市部ではほとんどが補助対象から外れているのだから、心底からのやる気など全然感じられない。
2019年から、「単純労働」を目的に入国出来るコトが可能になり、その結果として、「移民政策」が続くのであれば、日本の将来はどうなるのか。
「外国人に頼らなければ、もはやこの国は成り立たない」と考えるならば、もし、日本がより貧しくなった時に外国人にソッポを向かれてしまったら、その時には「デット・エンド」になっても良いのだろうか。
出来れば、こうした本を読んで、自分の頭で考えて戴きたいモノである。