日本に変動相場制が導入されて、1ドル360円だったのが最高値は70円台後半までになった。
「ジャパン・アズ・ナンバーワン」が1979年に書かれた時の相場が、1ドル200円辺りだったのでそういう意味では、マダその時よりは円高なのかもしれないが、あの頃は高度成長期でその後バブル期を迎える時期だった。
でも、今は団塊の世代も老人になって来て、ホトンドが年金受給者で、極稀に経営のトップに君臨している。
それで、日本経済が立て直せるかと言えば、無理というしかナイだろう。残念ながら。結局、日本は内需の拡大を疎かにしたツケが回っているのだと思う。
十年以上も前に、上記の本が出された。大和銀行の専務だった父と、その息子の話である。
昔から、確かに格差は有った。タダ、日本は益々労働者を安く使おうとするだけで、再生産の発想が無かった。
政治家は、「今だけ、自分だけ」との人が多く、その思想に官僚も経営者も引きずられて来た。
真面目に働いても、適切な給料を貰えない人達を沢山生み出して、何とか日本はズッて来たけれど、それが国を弱くした。
労働者の権利を弱くするだけの政策を止めて、日本人を大切にする。それだけでナク、新しい発想や展開無くしては日本は世界から取り残される。十年一日の如しのマンネリを世界に見透かされての円安ではナイだろうか。
今後、130円までの円安は有り得るだろう。そこで、マスマス日本が落ちぶれるか、逆に立ち直れるかが決まって来ると思うのだが‥‥